MORPHINUM HYDROCHLORICUM/えめらるだす
 
気がおかしくなりそうだ
こんないい天気 どうにかしているさ

もういいだろう?そろそろ許してくれたって。
そんな酸素ばかりじゃ、うつくしい夕焼けだって創れやしない

紅い血が、いつだって僕を苛んでいた。

真っ赤でいっぱいの、僕のフォークの先には
きみの滴るような笑顔が透けていて

気でもふれたって構いやしないさこんな夜だもの
とうめいな闇夜は、君と逃げる絶好の機会だから

夜空の真下で目からこぼれた体液なんて
やさしい土の中でそのうち細菌に喰われてしまう
なんにもないところほど、奥になにか隠し持っているにちがいないと

朝焼けが嫌いなのは、また単調な時間が産まれていくのだと気付いてしまうから
じゃぁ夕焼けがせつないのは、、、?

どうにかしてるさ、あぁ、どうにかしている。

もうほおっておいてくれ。
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