僕の言葉は意味を成さない/ジェイアール冥界
 
僕にはとても ちからなんてなくて
可愛い君ひとり 救うことができない

誰かを救えるなんて そんな思い上がり
ばかみたいだよね にんげんなんてさ

つかったり つかわれたり
ひろったり すてたり
うまれたり しんだり
いかしたり ころしたり

身勝手な 身勝手な 天邪鬼でいっぱい
コンクリートの箱の中
みんな どうやって生きればいいのか分からないハンパモノばっかりで

窒素と酸素と二酸化炭素の海で
ただひたすらもがいてるだけの
ただひたすら漂ってるだけの

みにくい僕にできることといえば
この手で君を抱きしめるだけ
それだけ

だから
泣きたいときには僕を呼んで
肩貸すだけでよかったら いつでもこたえてあげられる
君のはんかちになってあげるからさ

僕にできるのは きっと それでぜんぶ
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