詩と世界について/udegeuneru
 
世界について

わかっていることもあるが

わからないこともある

例えば神経伝達物質について

セロトニンやドーパミン、ノルアドレナリンの働きや

それらが各個体の性格や特徴とどう関係あるのか、あるいは無いのか

例えば太陽について

コロナやプロミネンスが漂っていること

その存在そのものについて

この種のわからないことがすべてわかることが

世界をわかるということだとは言わないが

ある意味

世界のすべてがわかってしまったとき

それが世界の終わりなのかもしれない

わからないうちに人類が滅びる可能性の方が高そうだけど

わからないことについて

人類がそれを理解するのに比喩が必要だ

そこで詩人の登場となる

詩人とはその性格として世界の完結を目指すものなのかもしれない

少なくとも個々の世界という意味でそれは間違いない



詩人とは簡潔なことばをもってして完結を目指すもの

なんつって


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