マッテテコイサンマン/zihan
 
このはなの昨夜の花はあすか川
小石をなげるいつの春にも


 告白のなよなよのことてふのごと
 やぶれかぶれにはるに千切れて

 灰皿に蛍の如く腐女子たち
 ヤニの甘さの水をうるかも

 立ち待てど月も仰げず文も来ず
 あてなく綴るまつむしの恋

 おほそらの虚空の闇をみせるてふ
 見れば射られて咲けて散るかも

戻る   Point(2)