修羅道/zihan
 
数寄な者から順不同に死ぬることに涙をする

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真率な文字列の内服をした
染み渡るものではなく
其のままの死には
至らないものであった

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難儀が過ぎ 自己は死んだ
死んでも尚も自他を殺したいようだ
此れを呪詛を絡め乍に考え尽くしたい

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殺気にはどこまで覚束ないものだろうか
殺される都度に殺気に鋭敏になるものであり
殺されるほどに身勝手に殺す者を殺したくなるものだ
心とてなく機械的に殺しを行ずる者があった

 ――それが、私だ。

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人は二極を特有する
此の者が予言を拝借し人を惑わす場
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