幸せを乗せた黄色いベンチ/
遊僕民
イメージ通りの三日月に
そっとため息を吹き掛けて
燻る炎をくすぐった
恐れた通りの結末に
パッとため息が被さって
揺れてる視界を遮った
ため息を浴びてなお光る星々を
疎ましく思った
他人の光に照らされるだけの月を
いとおしく思った
イメージの僕を三日月に
落っこちないよう置いてみて
黄色いベンチをくすぐった
遥か彼方のこの星に
うっとりため息吹き掛けて
気分よく鼻唄を歌った
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