天国の温度/モリマサ公
ちが
四季を失った道ばたをいっせいに
埋め尽くし
「超大好き」
とか
「いっぺん死ね」
とかいうメールに
エコーが
かかる
腹の真ん中をつきぬける浮力
埋まる事の無い魂たちの
冷たい涙のカスが絞り出され
すかすかのまぶたの裏側をのぞきこむ
集結する怒りにフラッシュがたかれて
間違った事あたし言ってますか?
じゃねえんだよ
果てしのない
悪意の
無さで
善良な
コトバたちを
交差させ
地平線を
確認する意味で
いかれたメロディーをライフスタイルに進化させ
フラッグがふりまわされる
もう後一周
霧の中を全力で疾走する
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