春から夏へ/遊僕民
 

今もなお 薄桃色の 美しさ この目に居残り 頬に広がる

花の香を 蒸し暑い風が 奪い去る 今もかすかに 鼻をつきつつ

春すぎて 季節は青みを ましていく 春の夢中に おきざりにして





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