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瀬崎 虎彦
脆弱を守る 固い鎧ではなく
進入を許さない 壁ではなく
触れられることに 道を開く
強くて弱い フォルムを纏う
メロディやリズムが脱臼され
何も 残らなかったと して
視覚的に 心地よい と思う
バランスとアンバランスの妙
いわゆる定型詩でない日本語の自由詩で
ソネットという名前ばかりの形式に意味は
ない とおっしゃる方もあるのだけれど
やっぱり 自分の気持ちをいれる
いれものがあってほしいとおもうくらいの
そんな詩を書いてるんです
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