クラシック/みい
 
あなたののどからすくう
しぬほど、をていねいに並べて
かみ砕いていくたんびに
せかいに
しぬほど、がふえる
それ
また並べて
いっぱいにまみれながらの
しねないって、
リアルね


あなたの肌色はすっぱくて
かみさまの味がして、
クラシック

あなたの口癖に
あたしのぜんぶを

懺悔して
しまいたかったの

あなたの
足にできた肉刺をつぶして
あったかくなる

この
世界だけは
こうごうしいの



あたしの
これが最果てよ、って
冗談に
あなたは
なにか、おもいだしたように
泣く






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