爛々/群青
 
爛々 爛々

光の洪水に包まれ
さまよう僕たちは
何処にいくの

時間の歯車は止まってくれない
立ち止まって周りを見渡せば輝いていてまばゆい宝石
見たくなくて目を閉じても宝石の まばゆい光で
焼け焦がれる


爛々 爛々

光は追ってきて僕たちを
焼き殺しそう
僕たちは何処に行くの

逃げられるなら
蜘蛛の糸が欲しいよ

神様は狡い

掴んだ糸をプツンと
毎回切るのだから

爛々 爛々 らんらん

眩しくて目が潰れそう
目がなくなったら蜘蛛の糸も見えなくなるね

でも僕たちは目を失っても両手両足を失っても

きっと
灰になっても探すだろうね
焼き尽くされても
きっと探す

いつかは灰の一部が風にでも吹かれて触れる

そう信じてるから
きっと探す


だから神様

吊り上げるときは
下を見ないで
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