ゾルバ/
まんぼう
僕の窓から
うさぎが見える
いつも一人で
踊っている
河原で
時には
人気の無い
公園の木陰で
誰かを待ちながら
所在無げに
恋人の窓からは
洗濯干し場の
はしごが
みえる
夜
からすが
訪ねてきたら
ちょっと厭だね
アア サミシイノハイヤダ
ゾルバの様に
踊ってみたい
両手を水平に挙げて
前に
後ろに
スッテプばかりに
想い定めて
夢中で
風に吹かれながら
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