「名」馬列伝(1) ライバコウハク/角田寿星
 
天性のジリ脚だったのか、それとも他馬の先頭に立つのが嫌いな「お馬好し」だったのか。
2歳の札幌でデビューして以来、3歳の秋まで、平地ではついに勝つことはできなかった。
しかし掲示板を外したのも、わずかに2回。一生懸命走っては必ず入着圏内に入ってくる、おそらく真面目な馬だったのだろう。
平地15戦0勝、2着1回、3着3回、4着5回、5着4回。この成績が、彼の性格を物語っているように思える。

3歳の秋に入障。初戦こそ落馬競争中止だったが、3戦めの未勝利を大差で勝つと、明けて4歳、初戦の条件戦をレコード勝ち。晴れてオープン馬となる。
そしてこれからが(美浦から栗東への転厩を挟んで
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