じえいほんのう/玉兎
 


そのて そのほほ そのめ

おっているものを わたしは ながめていた
そのどこからも よみとれる やさしさを ながめていた

わたしの かんかくだけは いつだって ぼんやりして
じえいほんのうは ひたすら ぜんせんへと おくりこまれてゆく

おだやかな ひょうじょうのもと
みえない しゅりゅうだんが なげこまれて
わたしは そう きもちのばくふうに のまれないよう
きょうも ヒールをぬぎすてて たたかうのだ


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