朔/柊 恵
 

月に酔う

目眩く色彩など

有るはずも無く

耀く孤高は闇に聳える


見えるものは虚飾しかなく

光の実存その存在を知らず

色彩のみが色なのか

概念を破壊せよ


一つの影は

存在を覆い尽くし

形骸を晒すの



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