うつつ/
群青
貴方と私
キラキラと貴方が聞かせる物語に酔っていたいよ
貴方の腕の中、ありえないって心の棘がじくじく刺さっていても
温かい腕から抜け出せなくてしがみつくのは滑稽かな
貴方と私
現実と夢の狭間に貴方は
私を連れ去った
出口はあるよと
ドアに鍵を開けて
矢印を立てる貴方
キラキラと貴方が聞かせる物語に酔っていたいよ
矢印を逆に回し
夢と現実の狭間
私はまだ酔い踊っている
戻る
編
削
Point
(1)