うつつ/群青
 


貴方と私

キラキラと貴方が聞かせる物語に酔っていたいよ

貴方の腕の中、ありえないって心の棘がじくじく刺さっていても
温かい腕から抜け出せなくてしがみつくのは滑稽かな

貴方と私

現実と夢の狭間に貴方は
私を連れ去った

出口はあるよと
ドアに鍵を開けて
矢印を立てる貴方

キラキラと貴方が聞かせる物語に酔っていたいよ

矢印を逆に回し
夢と現実の狭間

私はまだ酔い踊っている
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