婆/炬燵
んと散歩をした。
そして、何故か怪我をきっかけに取材は終了・と告げた。
私を迎えに来たワゴンが病院の前に着く。
何故か、私は病院の外で病院の壁に頭をつけて泣いた。
激しく。
おばあさんは
「色々大変なんだろ。良いんだよ。」
とその言葉が何を意味するのかは知らないが、何故か切なかった。助けられた。
ワゴンで迎えに来た運転手も何故か泣いていた。
その後、車の中で。
「棺桶ってなガタガタゆれるんだよ。」
と、
よくわからないが、おばあさんがとても遠くに行ってしまった気がした。
目が覚めた。
別に泣いては居なかった。でも、悲しい感じだけ残っていた。
二度寝をした時の夢。
いつか、忘れて記憶の奥に。
水の中沈殿した白い汚れの様に
沈む。
戻る 編 削 Point(4)