『四季彩付箋〜春から夏』/Leaf
“繰り返し何度も何度も職人の静なる極みに染め重ねられたバーガンディの木机と、真向かいの視線の先に額縁の如し絵画のような荘厳たる山海の風景を飲み干した生成りの窓枠の、両側を揺れ動く薄紅色と鴇色の水玉模様にはためいたカーテンは、途切れた記憶を捩じ伏せるように隙間風を招き入れたら机の上に散在し青系色の付箋だけ飛ばすんだ”
“床に散ったそれらはまるで木目に逆らう斑な海模様を描く”
“潤色の漆喰の壁も消えてそこは六畳でも八畳でもなく目の奥で漂い染み渡っていく”
“もうすぐ季節風と共にそれらはやってくる”
“そしてまたいつか”
BGM:Utada/Merry Christmas Mr. Lawrence - FYI
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