ライク ア ローリングストーン!/チャオ
 
昔、陸上部だったせいか、走るのがすき。しかも、すごく長い距離。歩くのもやになっちゃうくらいの距離。
そのときはすごくつらくて、泣いてるんだけど、あのときの気持ちを味わいたくて、また走り出す。マゾだと思う。じゃなくても中毒者だ。

二、三年前、僕は160キロを一人で走っていた。僕のリュックには着替えと、テープレコーダーと、僕の覚悟が入っていた。
僕の覚悟は、走れば走るほどに大きくなり、僕の体に負担をかけた。
焦る気持ちと相反するからだ。100キロを越えたあたりで片方の足が動かなくなった。僕はそのとき、こんなにがんばったんだから、走るのをやめてしまおうと思った。
100キロ以上走るのは簡単
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