『国民総無感情計画〜演者の晩餐会』/Leaf
ヒトは
決まった時間に瞼を開け
決まった時間に瞼を閉じる
自分で自分を縛る『時』の縄
憧憬はいつしか退廃したパラレルに
ドラマも
映画も
漫画も
きっと
ワタシの日常も
篝火(カガリビ)に違いない
だから
なに食わぬ顔をした
知らぬ存ぜぬを突き通した
律動を産み落とす自らが望み
堕落奈落を制するが故の
『時』の呪縛
らしさ
が
らしさ
を拘束する
かのような虚栄
無関心を装うワタシ
ワタシを演じるワタシ
ワタシに成り済ますワタシ
ワタシはダレ?
ダレがワタシ?
押し殺す視線
すり抜ける足音
抑制の美学のレクイエムを奏でよう
生きる
は
死ぬまで
演じる
に
等しいのなら
ワタシを照らす漁り火は
ワタシという灯台に照らされ
ワタシに揺れる波間で
踊り踊らされ続ける
BGM:Grapevine/Core
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