越境する音楽/kauzak
人生の軽さを言いながら人生の重みを感じさ
せる。
そんな境地に僕もいつか辿り着けるの
だろうか。
ノイズとスクラッチとギターとピ
アノと正弦波とドラムとベースとライムのよ
うな歌うような声。
フリーそれは越境するこ
とビートとメロディとリーディング。
揺れ動
いて移動して戻ってまた移動する。
同じ場所
には止まらない覚悟をすれば何処にいても何
時でも世界は新しくなる。
そんな風に捉え直
すことで僕も救われるのかも知れないと思い
たがっている。
世界と繋がる困難さを思い知
らされたとしてもそこにしか生きる道はない
から。
たとえ新しい世界が一人よがりでも堂
々巡りでも錯覚に過ぎなくても憧れるのだ。
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