反省詩/砂木
 

アイスクリームを買ってこようじゃないか
田んぼから町の店まで行った
眠気があるのにトラクターの運転なんて無理
冷たいものでも食べさせて眼を覚まして貰おう
忙しく出かけ すぐ引き返す
そのまま田んぼの旦那に持っていくべく
空き地に車をバックさせようとして

私の車は傾いた
大きめの田んぼの側溝に運転席後ろのタイヤが落ち
あっと思って カエルのように跳ね上がった
助手席側へ 多少体重を移動させ
クラクションを鳴らして 窓ごしに手を振る
義父さん 旦那 助けて

結局 気づいた義父さん達と 通りがかった人が
力をかしてくださり 無事に持ち直した
すみませんすみませんと
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