らぃちょう/十二支蝶
 
大きく時計を持ち上げた 真っ白なかみのなか黒い瞳だけ開けた 
軽く浮き上がる重み 鼻あらあらしくはばくすかり
なるべきものにならなければ満足はしない

思い出せない日憶 手が広げて焦がれ
変わりにこの体があるということをいうでしょう

水水に刺され大きな口のような光に噛まれて居る
ゆびは
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