貞操帯/Tama
 
「あー、空から美少女降ってこないかなぁぁー?」
スーパーの前で、空を見上げて俺はそんな事空想していた。
「んもぅ、こんな所で何妄想しているのっ」
背後から来た女性に小突かれた。
「あぁ、ゴメン。」
と、なぜか素直に謝ると、向こうも、
「あ、うん、こっちこそ遅くなってごめんなさい。」
相手の女性も素直に謝っていた。
 
彼女こそ、そう俺の彼女だ。
 
…とあるアパートにて。
「なぁ、キスしようか!」
ボキ!ボカ!叩かれた。
「馬鹿なこと言わないの、それは結婚までお預けって、最初に約束したでしょ?」
そうだっけ?
「じゃぁ、にゃんにゃんしよう!」
ドスッ。
まただ。
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