新しい幸せ/ウデラコウ
週末の予定が何もないのにあるふりをしてずっと部屋で過ごすとか
そういう幸せを
今まで考えたことなくて
どんどんいろんなことを考える君を僕は
すごく不思議に思ったりもしたけど
一人が本当に さみしくなって
本当にもう 戻れないなぁって思ったとき
君が言ったこと 全てが
本当になったら
どんなに幸せなんだろうと
素直に納得できた
君のためにできることなんて
僕にはないのかもしれないけど
それでもそばにいて 些細な幸せをたくさん繋いで
僕たちの周りに敷き詰めよう
そうしたら きっと
ずっと 笑顔のまま
大きくてあったかい 君の背中に 少しだけ寄りかかって
僕は 泣きそうな笑顔で
そっと瞳を閉じるんだ
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