さよならキミ(さよならあなたと対作)/智哉
手を伸ばせば届く距離にある
心が離れてしまった今でも手が届くなんて残酷な
いっそ嫌われてしまえばとキミを抱いた
拒まれても無理やり抱くつもりだった
キミは
僕を受け入れた
しっかりと潤いながら
それでも今まで見たことがないような冷静さで
「気持ちいいよ」とまるで温泉につかった時のような口調で
僕を受け入れた
僕は冷静に僕に抱かれるキミを見て
キレイだと思った
キミをたてつづけに2度抱いた
キミは
2度とも僕を受け入れた
さようならキミ
今でもキミは僕の最愛の人
これから先も僕はきっと
外食でだし巻き卵を食べることはないだろう
戻る 編 削 Point(2)