一週間/十六夜
 
君の名を間違える人も居るのだと初めて知る月曜の朝


永遠は在るかもしれないと少しだけ信じそうな火曜日の昼


週末の約束さえも複雑な迷路に落とした水曜の夜


明日が来て世界は終わってしまうのと夢が告げる木曜の夜


銀色の靴に願えば何処へでも飛んで行けそうな金曜の昼


仕事とか半休だとかバラバラな時間が行き交う土曜日の昼


「さよなら」じゃもう逢えないと解るから「またね」が似合う日曜の午後




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