想い馳せる/
つゆ
桃色の絨毯を空に敷き詰めてみる。
はら
ひら
ふふふ
へへ
ほら、
風に舞って親の元から離れてゆく。
みんなに春が来たことを告げるため幹から離れてゆく。
一生懸命舞っているよ。力の限り舞っているよ。
一瞬は短い。
だから儚い。
でもあなたの舞いはきっと人々の記憶に残るよ。
はら
ひら
ふふふ
へへ
ほら、
春の訪れ。
ノックする音聞こえる?
あなたのお家にも絨毯ひかせてくださいって。
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