渦の中の洗濯物/
七氏
洗濯機が回っていた
まだ白い朝のランドリー
太陽と月みたいにぐるぐると
薄いTシャツをすりつぶしていた
僕もその真ん中に飛び込んで
泳ぎ切ってみせたいと思った
しかし僕はソファに腰掛け
ブザーが鳴るまで暇を潰した
戻る
編
削
Point
(1)