現代詩フォーラムというサイトとの出会い/北村 守通
 
鍋を囲んで(作るのはいつもボクだったが)あーでもない、こーでもないを繰り返す。連絡ノートには落書き、時々まじめに歌論。練習ではそれぞれのスタイルによる発声。(みんな試行錯誤。ボクも色々と盗んでみたり、それはチャウと突っ込まれてはやり直してみたりの繰り返し。)常任の指揮者さんはリサイタルのパンフレットの紹介文の中に『合唱とは没個ではない。個の重なりあいがあって生み出した個なのだ』という趣旨の言葉を載せられていたけれど、正しくその通りで皆それぞれの自分のやり方で歌いこみ、それを重ねていった。もちろん、これは団によっても違うと思う。そしてこの団で歌ってこれたことがボクにとっては今でも貴重な財産となってい
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