邂逅/aidanico
きみはきみをけそうとするかぎりぼくからはけっしてはなれられないことになるわけだし(それはぼくがぼくをおもいだそうとすればするほどぼくをみうしなうこととおなじように)、またぼくをひていするにしたがってそれはすなわちぼくをみとめることにきづくだろう、もしそれをしょうちのうえでくちにだしたり、いたがったり、またはなんにもいわなくったって、きみにはそれらのこういをみずからではんだんするじゆうがあるわけだし、なんぴとたりとも、ましてぼくがきみをそくばくできるものではないとじゅうぶんにりかいしているだがしかしきみがいくらあしばやにあるこうとも、あるいはたいようをさけてふかくふかくちのそこまでもぐろうとも、きみ
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