それはいつだったか/秋正
 
夕暮れ 染める    
 赤に 染める

        わたしも、あかく染める
       あの頃と同じ、あかに染める

                 それは、君がいた日
               それは、二人手繋いだ日
                それは、笑いあった日
                そして、幸せだった日

        見る見る沈む夕陽はまわりの色を変えていく
        無情に過ぎる時間はなにもかもを変えていく





暗闇となった世界で瞼を閉じた。   _BLACK OUT_
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