寄せる唄が騒がしく/
雨野六也
寄せる唄が騒がしく 聞き耳立てる瓦屋根
冷たい肌を晒け出し 指を差し出し、かざぐるま
白い糸なら愛おしい 靴が濡れてもアホらしい
渦巻く太陽独り言
辺りを漂い、さまよって 食いつく程に恋をした
袖をやるからもう来るな 塩を舐めれば否応なしに・・・
知らぬ素振りもまた一興。
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