帰り道/
宣隆
次へと向かう
夕日との
約束ごとで
明日の空に
靴を飛ばした
背中押されて
真っ直ぐに
伸びていく影
追いかけながら
家に急いだ
そこには
少しばかりも
寂しさに
背を向ける
必要はなく
時計回りに
朝が来て
どっちにしても
いつもの場所で
また「おはよう」だ
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