紙のふぶき/のろま夜
 

こんもりと募る想いに熱湯をぶっかけて今ガツガツ食らう

計算をできないんだからもうやめて誰も何も言わないで頂戴

寒空にロマンスなんてちっともなくて食欲だけは胸にいっぱい

あたたかい目と説教と切り分けず全部頂きごちそうさまを

傘をさす雨に濡れるを繰りかえしめんどくさいこと得意になって

ゆっくりの動力源をいつだって必要として「わたし」に重ねる


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