きみがおともなくなみだながすから/むしのいき
きが付いた時には口ずさんでしまいます
みっともないなんて君ならば言うのです
がまんしていたのはきっと僕のほうではありません
おとなになれずにあなたを困らせてばかり
とけいの秒針がこの距離を広げてゆくのでしょうか
もう忘れた?もう少しかかりそうです
なくしたものは後になって気づくのです
くらしのなかで不意に
ならんで歩いた帰り道
みなくても歩けます
だけど
なぜか今日は寂しさあふれます
がっかりしますか
すこしだけ夜には
からっぽの部屋に君を想います
らしくない言葉並べて君をうたうのです
君が音も無く涙流すから
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