まもなく/
乱太郎
昼下がりの陽射しが
雪のじゅうたんをめくって
春をたたきおこす
小さな飾り気のない
窓の外では
ゆきんこたちが
まだ
ぺちゃくちゃ
おしゃべりしている
それでも
待ち焦がれる温もり
夜明けの歌を
雀がチクパクして
まばゆい朝にあいさつする
君といられる
春がまもなくやってくる
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