朝昼夜の境界/doon
 
 今日あったことがまた一つ
 ことさら寂しそうに去ってゆく
 自然と
 今日あったことも思い出になり
 いずれは、ゆっくり忘れてゆくのも
 全部私の中にあるんだ

 明日が楽しみなんていった今日も
 もうすぐ昨日になってしまう
 24時間しかない時間の中で
 何をして、何をしようとしたのだろうか

 夜になって違うって呟いたら
 だんだん怖くなった
 本当は何もかも間違っていて
 もう
 どうしようもないほど馬鹿なこと始めているんじゃないかって
 思っているうちに
 また今日がやって来るんだよ

 朝ごはん食べたんだ
 その前は夕ごはんでさ
 昨日と今日と明日の境目なんかないのに
 何でか区切って
 今日という日を生きようって
 どうして思うんだろうね

 日記だけはいつまでたっても
 過去にあるのにね
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