cosmos/邦秋
僕の中に生きる支配者は
冷めた笑みか真の痛みか
無理に抜いたコスモスを水に
投げた 水面揺れた、揺られた
夢は形...総てを創られた
脆く儚過ぎた花びら
夜の海に模様を附け出した
雨を指に当てた 傘を閉じた
虚像には「罪」と伝えて
僕にはその牙で
菖蒲踏まれ仲間は哀しむ?
...無動の表情(カオ)の人間(ヒト)は違う
仮面は何時の瞬間からか
外せなくなり始め
風が運んだ其の終幕は
僕を苦しめる様な瓊音(ぬなと)
ひとつの色彩の破片も残さず
黒い彼方へと誘った
伏線は生まれた時から...
嘘は焼き尽くす
笹の舟だけ大切にした
涙流して河に浮かべた
風が囁く新たな国は
前も見えない永い旅路
-僕の運命動かしたのは あの日奪った花の命か-
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