知らない街/ANA
ら
そして彼らも私を知らないから
誰も、私の「いろいろ」を聞いたりしないから
私はこんなにも身軽で新しい
道が途切れるまで
私は海風をまといながら歩き続ける
深い紺に混じっていく夕暮れの色を心に刻みながら
今まで通りすぎてったいくつもの風景を胸に抱きながら
思い出すと 光をもって浮かび上がる
私が確かに存在していた
あの場所達
私といた、人々
なつかしさとかそういうのよりも
うまくとらえられないやさしさみたいなもの
溢れてくる
知らない街は、知らないうちに
私の中で
いつか帰れる家になる
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