第2次反抗期/(悪)
世界は下らない。
そして俺も下らない。
言ってしまえば
何か全てが
下らない。
そんな
下らない世の中で
俺は一生懸命
呼吸をしていて
やっぱり
下らない事を
たくさん
たくさん
しでかして
それでも
飽き足らず
兎にも角にも
何かに
抗ってやろうと
目的も
終着点も
分からないままに
幾度も
幾度も
舌を打ちながら
ひとり
馬鹿の様に
もがいて
自分だけは
特別だと
格好悪く
叫びながら
けど結局は
逃れられない
その下らない
生活の中に
ほんの一抹の
期待だとか
希望だとかを
見つけては
大切に
大切に
胸の中に
仕舞って
おくのだけれど
それを素直に
「よかったー」
なんて
喜べない
ああ、
なんて
子供なんだろう
分かってる
けど
イライラは
まだ
消えない
知ってる、
知ってるよ
この状態ってさ、
つまりさ、
これが思春期ってやつ。
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