ブリーチとかジエンドオブ・・・とか/飯沼ふるい
握手する掌が携帯の中の異電子上で
人を惨殺すれば高速旅客鉄道の警笛
が響いてグローバルが嘔吐する僕ら
親指の殺人者は革靴の乾いた足音が
象徴する冷めきった僕らの人生や墓
標を鼻で笑う(笑)失われることを忘
れて蔓延する数多の液晶パネルから
現在を伝えられたところで漂白され
た僕にはどこぞのバラエティー番組
と区別もつかないくらい『(笑)』だ
アスファルトと癒着した猫の内蔵を
踏んだ糞まみれの鳩が飛び立つ僕の
ことも青色を包むその透明な熱源ま
で連れてってくれないか
僕たちの見えない明日!!
戻る 編 削 Point(0)