呟く視界、瞬きのact1/ゆるこ
冬に咲くのはきみの唇だと
空白の中に卵を生みながらつぶやいた
寄生虫みたいに
吸い付くの
がらんどうなのは
私の視界だけじゃない
昔から振動を繰り返す脳は
電波を受信してスープになりました
電車とホームの隙間に
世界の秘密が埋め込まれてる
片足だけ
教えてあげる
ヒーヒズヒム
紐を鎖に繋いで
本当は初めからぼやけてる
リキッド状の視界
タムの音がすべて許すのなら
きっと土管はなくなるでしょう
ガソリンの運搬もできなくなって
健康的になるでしょう
これは戯言かしら
それともミネラルかしら
わからないけど
わからないけれど
戻る 編 削 Point(1)