僕らが青に変わる日まで/
小川 葉
思い出の箱あけてまだ箱がある君と見た空の向こうにも
大切なものばかりではなかったね今はそれさえ愛しいのに
快速の窓の外に無人駅あの日の母とわたしがホームに
電柱の数をかぞえて歩いてた言葉にしたい数もかぞえて
あの星が遠いむかしの姿なら私のいない世界もある
交差点永遠みたいに待っていたね僕らが青に変わる日まで
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