知命〜take leave of my senses〜/伊月りさ
といい、
そんなに日向に出てほしいのなら紫外線ぐらい殺してよ
って、むちゃくちゃなことを言ってたが
わたしがしたのは契約か
って、きみの目を見て気がついた
感電したい、
感電したい、
雷を呼ぶ 開襟をして
この幸運を燃やされたい、
叫ぶほどに雲が減る 空が
澄んでいるのは鳥類のため
わたしは大地を感じもせずに
五ヶ月ぶりの着火と破棄で
卵子と精子と主流煙を
混ぜる ひとり で
砂鉄のような 灰が
落ちる
灰の行方を知っている
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