シャノン・ハガーについて。/虹村 凌
 
彼女は背が高い。
その所為か、いつも薄べったいデッキシューズを履いている。
ラバーソールを履いた俺よりも、少し大きい。

彼女はサバサバしている。
誰とでも分け隔て無く喋るし、よく笑う。
女の子と一緒にいるのを、みた事がないくらいだ。
それでも、ちっとも媚びた感じがしない。

彼女は細い。
細すぎとは言えないが、それでも細身の彼女は、
少し似合わない大きな胸を、Tシャツで包んでいる。
昨日は、珍しくピンク色の女の子らしいTシャツを着ていて、
とても可愛かった。

彼女は派手じゃない。
地味とも言えるかも知れない。
いつも、ぺったんこのデ
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