ごらん、ゆうぐれる/みい
からだが どうん、まばたきしたときの
あのせかいが まっぷたつ から、ゆうぐれて
頭から 地球の中心に ぐん、と押されると
わたし、いつも きまって あやまってしまう
ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい の
反転、のあとは きまって あなたが、消えてしまう
わたしの 中から、それから
かみさま、あいたいの。
橙は、
どこまでもかしら とうめいだった
かみさま、体の中から
こころの、
底のほうから
わたし
いつもひきずっているものと言えば
たったひとつしかなくて
それが お風呂に入るにしても
ごはんを食べるにしても
なんにしろ しみるのです
ひ
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