まほろば/
みさと
夜の夢
至極甘い響きに酔う
残された赤い花に似合うかすみ草のよう
寄り添う誰でもないあなたが
はらり と触れた
どこにもない指
何も告げずに散ってしまった
むらさきと白
戻る
編
削
Point
(0)