飾り/
RW
重ねた日々に背を向けて
体面を省みず
若い体を受け入れた
久しぶりの電話で僕に告げて
君が言う
“違うの,本当にすごくかっこよかったんだって”
2人とも制服を着たままで
場所もかまわず
情欲をこすり合わせた
横で寝そべる僕にそう話して
君が言う
“だって,本当に本当に好きだったんだよ”
認められないんだね
だから,そんな言葉で飾ろうとするんだね
押し倒して唇を塞いで
衣服を引き裂くのより酷いこと
僕は言葉で
君らの経験から
愛を剥ぎ取った
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