終わりの十五。/榊 慧
みんなして結局生ぬるいところから出てしまう、出されてしまうのが怖いだけなんじゃないか、と俺は教室のほぼ中央に位置する自分の席で悪態をつく。せいぜい中二病にでもなってろ、と。その思い違い、間違った知識、意味の分からん自信を後で恥ずかしがれ、とも。
ものすごく書きたいことがあったのだ。
ものすごい書きたくてしょうがないことがあって、絶対これは次の休日にPCで文章にするぞ、と思っていたのに、全て忘れてしまった。書きたいときにかけないのはひどく辛くて、悲しい。
(これを今読み出しているのなら、嫌気がさしても読むのを途中でやめたりせずにとりあえずなんとか最後まで読んで欲しい。俺は今、そ
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